ガンダム胸部のフレームです。内部構造の考察まではされていなかったようです。胸部ファン部やコクピットの入り口の設定が詳しく考えられているのは、立体化することを考えてのことと思われます。
上の2枚を合体させ、説明を追加した修正版です。
胸部フレームの彩色版です。色は材質により変えてあるようです。
緩衝材「VROB」も書き加えられています。
「革新的な8つの技術」 その7
RX-78ガンダム 衝撃緩衝材
ファーダゲール社製 高分子プレート「VROB202232」「VROB202233」
この特殊衝撃緩衝材は、機体モノコック構造部と装甲の間や、機体手首衝撃吸収部等に使用されている。やや透明感のある赤いゴム状で、硬いゼリーのような印象を与える。商品名は無くスペック資料も残されてはいない。判明しているのは形式コードのみであるが、見た目とコードから整備関係者からは「ブロブ」と呼ばれていたらしい。ファーダゲール社は耐宇宙塵用衝撃緩衝材の専門メーカーであり、コロニー基本構造体や宇宙艦船の外版や装甲の内側に使用される数百種の衝撃緩衝材を製造していた。「VROB」シリーズもそれらの軍用発展形と考えられ、着弾その他の衝撃吸収と同時に、装甲を貫通した砲弾や破片の運動エネルギー吸収に効果があったと推測される。系譜的に見れば旧暦20世紀末に民生用(時計やパソコン、スポーツ用具等)として発達した樹脂形の衝撃緩衝材が、軍用に進化を遂げた特異な例といえる。
(MSMパンフレットより)