重機関兵、機動城塞などの設定です。
●重機関兵(Hevi Locomoviler)
突撃、白兵戦を主体とする兵器。総重量2500Kg程度の重装鎧をスチームエンジンによって駆動する。
重装甲の歩兵で、攻撃力よりも装甲性能に重点が置かれており、二腕、二肢を持つ形態が一般的。固定武装はなく、各種兵器を携行して運用する。
開発当初においては、その堅牢な装甲によって敵歩兵の攻撃を無力化、戦線を強行突破する強力な兵器であったが、各国に普及して以降は主に城塞攻略戦等において突入、白兵戦用の兵力としての運用がなされている。
主な兵装として、爆裂スパイク、ピストンスピアー、チェーンソード、ファイアーホイール、スチームマスケット、ガトリング式クロスボウ、フリクションハンマー等を持つ。
なお名称中の『Hevi』は、偵察、哨戒を主任務とする重量1000Kg程度以下の機関兵(軽機関兵=Light Locomoviler)が存在するためである。
イギリス軍重機関兵基本スペック
・全高:7.2ft ・全幅:3.45ft ・乾燥重量:5340lb ・最大軸出力:172.5Hp
・最大登坂能力:35° ・最大歩行速度:21kmph ・最大装甲厚:1.5in
・連続稼動時間(最長):75分 ・乗員:1名
●機動城塞(Mobile Stronghold)
拠点基地としての要塞が機動力を有する物で、司令、補給、防衛などの要である。
イギリス、フランス等の国々では戦略兵器の主力となっており、つまるところ戦争とは、この機動城塞の叩き合いを指すと言っても過言ではない。
事実上、鋼鉄で建造された移動できる要塞とあって、防御力に関しては鉄壁と言って良いほどの物を持つが、当然近接戦闘には向かない物である。
このため通常は、戦場の後方から長距離砲を使って敵機動城塞を攻撃する、長距離支援的な運用がなされる。
また、要塞自体に装備された火砲とは別に、複数の移動攻城砲台を搭載しており敵機動城塞に対する攻撃はこれが受け持つのが一般的である。
イギリス軍機動城塞『Invincible』
・最大地上高:290ft ・全長:840ft ・全幅:840ft ・乾燥重量:7036816klb
・機関最大出力:125000Hp ・最大登坂能力:10° ・巡航速度:12.5kmph
●移動攻城砲台(Maneuverable Beseger)
機動性に欠ける機動城塞の弱点を補うために考案された機動砲台である。
通常は機動城塞内部に格納されており、有事に切り離され独立した小型要塞として運用され、敵機動城塞に対する砲撃、重機関兵の展開、補給などを担う。
搭載される大型砲はスピンカロネードと呼ばれ、砲身を高速で回転させつつ射撃を行う事により砲弾の直進性を得ている。
また、戦線展開時には重機関兵を前線まで移送、展開させたり、長時間戦闘時の重機関兵の燃料、水の補給等にも重要な役割を果たす。
一般的な機動城塞にはこの移動攻城砲台が2〜4台程度搭載されている。
イギリス軍『Invincible』搭載型移動攻城砲台
・最大地上高:95ft ・全長:280ft ・全幅:160ft ・乾燥重量:265000klb
・機関最大出力:26500Hp ・最大登坂能力:18° ・巡航速度:18.5kmph
・最大搭載能力:重機関兵120台.軽機関兵10台
by GORO