内部構造の検討が済んだら、そのラフ画が描かれます。3D-CGの元となるものなので、三次元的に配置しています。 MSMパンフレットから、各部の解説も転記しておきます。
RX-78-2ガンダム各部構造
・頭部
連邦軍の量産型MS・ジムと比較して、最も構造的に差があるのが頭部パーツである。これは、試作機ゆえに実験的なセンサー類が多く搭載されていたためと思われる。当時、連邦軍はモビルスーツ開発のノウハウが少なかったため、運用に最適なセンサーなどを決定するため、機能が重複する機材を多数頭部に設置し、より多くデータ集積をはかっていたようである。
(MSMパンフレットより)
サブカメラやバルカン砲の配置設定です。向かって右では、頚部の球体軸との関係も検討されています。
頭部の各パーツの配置と解説です。
頭部外観のディテールアップです。メインカメラとサブカメラがしっかり描かれています。
・メインカメラ
頭頂部に取り付けられているのが、コックピットに外部の情報を伝えるためのメインカメラ。前方用と後方用に、2個取り付けられており、いわゆるガンダムの目の役割を果たしている。
(MSMパンフレットより)
・サブカメラ
2つの工学センサーを使用し、目標への距離を測る「ステレオ式測距儀」を導入しているため、2つ目となっている。その他にも、レーザーや赤外線などの様々なセンサー類が配置されている。
(MSMパンフレットより)
マスク部のディテールと頭部側面のスリットの中の設定です。
・マスクユニット
頭部に収められたセンサーで収集したデータを引き出すためのユニットで、内部には統合的にデータを処理するシステムが入っている。アゴの先端部分にはコネクターがあり、ここに外部機材を接続してデータを取り出す。
(MSMパンフレットより)
・バルカン用マシンガン
側頭部には、頭部60ミリバルカン用のマガジンが収納されている。装填可能弾数は150発以上。また、マガジン付近にあるスリットは、テスト用のさまざまなユニットを取り付けるためのオプションスリットとなっている。
(MSMパンフレットより)
マスク部と頭部ユニット内部のラフ画です。下は、後方観のラフ画です。